Sports mouthguard スポーツマウスガード

ポーツマウスガードとは?

スポーツマウスガードは、スポーツをしているときに歯や口を守るための道具です。主に上の歯を覆うように作られていて、ぶつかったり転んだりしたときに歯が折れたり抜けたりするのを防いでくれます。ボクシングやラグビー、アメフト、アイスホッケーなど、ぶつかることが多いスポーツでは特に大切な装備です。
マウスガードには、スポーツ店で買える既製品と、歯医者さんで自分の歯型に合わせて作るオーダーメイド(カスタムメイド)の2種類があります。オーダーメイドのほうは自分の歯にぴったり合うので、長く使っても違和感が少なく、プロの選手たちにも人気があります。
スポーツで歯を傷つけてしまうと、元の状態に完全に戻すことはとても難しいんです。日本スポーツ歯科医学会の調べでは、マウスガードを使うことで歯や口のケガの危険性が60%以上も減るそうです。特に成長期の子どもたちにとって、歯を守ることは将来の口の健康に大きく影響するので、早いうちから適切なマウスガードを使うことをおすすめします。

んな方におすすめ

こんな人は、ぜひマウスガードを使うことを考えてみてください。

  • ぶつかることが多いスポーツ(ボクシング、キックボクシング、ラグビー、アメフト、空手など)をしている人
  • ボールを使うスポーツ(サッカー、バスケ、野球、テニスなど)で、ボールや他の選手とぶつかることがある人
  • 転びやすいスポーツ(スキー、スノボ、スケボー、マウンテンバイクなど)を楽しむ人
  • 歯の矯正中で、ブラケット(金具)やワイヤーをつけている人
  • 過去に歯を傷めたことがある人
  • 前歯が出ている、または歯並びに隙間があって、ケガをしやすい人
  • 歯ぎしりや食いしばりの癖があり、スポーツ中に顎に余計な力がかかる人

また、こんなことがあった人も、マウスガードの使用を考えてみてください。

  • スポーツ中に歯が欠けたり、痛みを感じたことがある
  • 友達や家族がスポーツで歯を傷めたことがある
  • 競技のレベルが上がって、ぶつかることが増えた
  • スポーツの後に顎が疲れたり変な感じがする
  • チームや学校からマウスガードをつけるよう言われている

これらに当てはまる人は、専門家のアドバイスを受けるために当院に相談してください。あなたに合ったマウスガードの選び方や使い方をサポートします。

院のスポーツマウスガード治療の特徴

専門知識を持った歯医者による対応

当院では、スポーツ歯科の専門知識を持った歯医者が、あなたのスポーツの種類やレベル、口の中の状態に合わせた最適なマウスガードを提案します。ただマウスガードを作るだけでなく、スポーツのパフォーマンスにも配慮した設計を行います。最新の研究に基づいた、科学的な根拠のある治療を提供します。

高品質な材料と精密な作り方

当院では長持ちして、つけ心地の良い高品質な材料を使ってマウスガードを作ります。精密な型取りを行い、一人ひとりの歯に完璧に合うオーダーメイドのマウスガードを提供します。適切な厚さと形を設計することで、守る機能と装着感のバランスが取れたマウスガードを実現しています。

スポーツのパフォーマンスを考えた設計

マウスガードは歯や口を守るだけでなく、つけたままで呼吸や話しやすさも大切です。当院ではあなたの競技の特徴に合わせて、プレー中の力を最大限に発揮できるよう設計しています。例えば、呼吸が重要な競技では息がしやすい設計、声を出すことが大切な競技では話しやすさに配慮した設計を行います。

定期的なメンテナンスと調整サービス

マウスガードは使う頻度や保管方法によって劣化することがあります。当院では定期的なチェックと必要に応じた調整を行い、いつも最適な状態で使えるようサポートします。特に成長期の子どもさんの場合は、歯列の変化に合わせた調整や新しいマウスガードへの切り替え時期についてもアドバイスします。

多様な色とデザインの選択肢

当院では希望に応じて、チームカラーに合わせたマウスガードや、個性を表現できるデザインを提供しています。特に若いアスリートには、自分好みのマウスガードを選ぶことでやる気アップにつながります。見た目の良さだけでなく、機能性と保護性を両立したデザインを提案します。

ポーツマウスガード治療のメリット

歯や口のケガのリスクを大きく減らせる

適切に設計されたマウスガードを使うことで、歯の破折や脱臼(歯が抜けかかること)、口の中の軟らかい部分の切り傷などのケガのリスクを大きく減らすことができます。特にオーダーメイドのマウスガードは、既製品に比べて保護効果が高く、スポーツ中の予想外の衝撃から口を守ります。

脳震盪に関する効果

脳震盪(のうしんとう:頭を強く打ったときに脳が揺れて起こる症状)の予防効果については、現在のところ専門家の間でも意見が分かれていて、はっきりとした結論は出ていません。一般的な説明としては、顎から頭に伝わる衝撃をマウスガードがクッションのように和らげる可能性があるとされています。また、マウスガードをかみしめることで首の筋肉が緊張して頭が安定し、脳震盪のリスクが減るという考え方もありますが、今後さらに研究が必要な分野です。

スポーツの力を発揮しやすくなる

オーダーメイドのマウスガードは口の中にぴったり合うため、呼吸や発声を妨げにくく、集中力の維持にも役立ちます。また、歯を食いしばるときに全身の筋力が一時的に高まる効果があることも研究で示されています。特に力を出す必要がある場面で、適切なマウスガードの使用はパフォーマンス向上につながる可能性があります。ただし、素早い動きが必要な場合には食いしばりが逆効果になることもあるため、競技の特徴に応じた適切な設計が重要です。

歯の治療費の節約になる

スポーツによる歯のケガの治療は、複雑で長期間かかることが多く、治療費も高くなりがちです。マウスガードにお金をかけることは、将来的な歯の治療費を大きく節約することにつながります。一度失われた歯の機能を完全に取り戻すことは難しいことを考えると、予防の大切さは明らかです。

安心感と心理的な効果

適切なマウスガードをつけることで、プレー中のケガへの不安が減り、より積極的なプレーができるようになります。特に過去に歯のケガを経験した選手にとって、心理的な安心感はパフォーマンス向上に大きく貢献します。また、チーム全体でマウスガードを導入することで、安全意識の向上にもつながります。

ポーツマウスガードの種類と選び方

市販の既製品タイプ

スポーツ店などで売っている既製品のマウスガードは、比較的安く(1,000〜5,000円程度)手に入りやすい反面、フィット感や保護性能に限界があります。一般的な形状に作られているため、個人の歯列に合わないことが多く、つけたときの違和感や話しにくさ、呼吸のしづらさがあります。初めてマウスガードを試す人や、あまり頻繁に使わない人に向いていますが、本格的にスポーツをする人にはあまりおすすめできません。多くの場合、持っているだけで実際には使われていないことも少なくありません。

自分で形を整えるマウスピースタイプ

お湯で柔らかくして自分の歯形に合わせて形を整えるセミカスタムタイプもあります。既製品よりは合いやすくなりますが、材料の質や厚みの均一性に課題があり、長く使うと変形しやすい傾向があります。つけ心地も完全なオーダーメイドには及ばないため、中学生〜高校生レベルの部活動や、週に数回程度の運動に向いています。

歯医者で作るオーダーメイドタイプ

当院のような歯医者で専門的に作るオーダーメイドのマウスガードは、一人ひとりの歯に完璧に合うため、最も高い保護効果とつけ心地を実現します。適切な厚みと材質を選ぶことで、競技の特徴に合わせた最適な設計が可能です。値段は自費診療となり、おおよそ5,000〜20,000円程度ですが、耐久性に優れ長い目で見れば経済的です。特に以下のような人には、オーダーメイドマウスガードを強くおすすめします。

  • プロや本格的に競技をするアマチュア選手
  • ぶつかることが多いスポーツを定期的にする人
  • 歯列矯正中の人
  • 過去に歯のケガを経験した人
  • 呼吸や発声がパフォーマンスに大きく影響するスポーツをする人

最近はカラフルなオリジナルデザインに仕上げたり、名前やロゴ、背番号などを入れたりすることもでき、個性的で外傷予防に優れたマウスガードを作ることができます。

院のスポーツマウスガード治療の流れ

  • Step01

    詳しい相談と口の中の検査

    初回来院時には、あなたのスポーツの種類、競技レベル、練習・試合の頻度などについて詳しくお聞きします。また、過去のケガの経験や現在の口の中の状態を詳しく調べ、最適なマウスガードの種類や設計について提案します。要望や不安な点についても丁寧にお聞きし、あなたに合ったマウスガードプランを立てます。

  • Step02

    精密な型取りと設計

    オーダーメイドマウスガードの製作には、まず精密な歯型採取が必要です。当院では高精度の印象材を使用し、歯列の詳細な型を取ります。必要に応じて噛み合わせの記録も取得し、適切な厚みと形状を設計します。希望に応じて、色やデザインについても決めていきます。

  • Step03

    高品質な製作工程

    採取した型をもとに、専門の技工所で高品質な材料を使ってマウスガードを作ります。熱で柔らかくなる樹脂を特殊な圧力をかけて成形することで、耐久性とつけ心地を両立させます。必要に応じて補強材を追加したり、層構造にしたりして保護性能を高めることも可能です。

  • Step04

    装着確認と調整

    完成したマウスガードは口の中に装着して、フィット感や噛み合わせ、縁の形状などを細かくチェックします。違和感がある部分や当たりが強すぎる箇所は、その場で微調整を行い、最適な状態に仕上げます。快適に使用できることを最優先に調整します。

  • Step05

    使い方と手入れ方法の説明

    マウスガードの正しいつけ方、外し方、保管方法、お手入れ方法について詳しく説明します。マウスガードは熱に弱いため、熱いお湯での洗浄は避け、水や柔らかい歯ブラシと歯磨き粉での掃除をおすすめします。汚れがひどい場合は市販の入れ歯用洗浄剤も効果的です。保管時は水気をよく取り、専用のプラスチック容器に入れて保管することをおすすめします。暑い場所や車の中、暖房の近くでの保管は変形の原因になるので注意しましょう。

  • Step06

    定期的なフォローアップ

    マウスガードは定期的なチェックが重要です。使用状況や口の中の変化に応じて調整が必要な場合もあります。特に成長期のお子さんは、定期的な確認と必要に応じた新しい作り直しが推奨されます。当院ではマウスガード装着後も継続的なサポートを行い、常に最適な状態で使用いただけるようフォローアップします。

ポーツによる歯のケガと応急処置

歯が欠けた場合の対処法

スポーツ中に歯が欠けた場合は、まず欠けた破片を探してください。大きく欠けている場合は破片を保管し、歯医者に持っていくと接着できる可能性があります。欠けた部分の真ん中がピンク色に見えたり出血している場合は、歯の神経が露出している可能性があるため、すぐに歯医者を受診してください。軽く欠けただけで痛みがない場合は、次の診療日に歯医者を受診しましょう。

歯が抜けた場合の緊急対応

歯が完全に抜け落ちた場合は、時間との勝負です。抜けた歯は普段見える部分を持ち、根の部分には触れないようにしてください。歯の保存液や牛乳に浸して、できるだけ早く歯医者を受診してください。何も液体に浸さずに乾燥させてしまうと、歯を元に戻せる可能性が大きく下がります。歯がぐらぐらして抜けかかっている場合は、指で元の位置に戻し、ガーゼをかんで固定した上で速やかに歯医者を受診してください。

当院では一人ひとりのスポーツ活動と口の中の状態に合わせた最適なスポーツマウスガードを提供し、安全なスポーツライフをサポートします。スポーツによる歯や顎のケガでお悩みの方、予防に興味がある方は、お気軽に相談してください。

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