鎮静法について
歯を削る時の音や振動がきらい、麻酔の注射がこわい、長く口をあけていることがつらい……
そんな方に不安や恐怖心を取り除き、うたた寝している間に治療を行います。
お鼻からガスを吸入する笑気吸入鎮静法と、静脈に点滴をいれ鎮静薬を注入する静脈内鎮静法があります。モニター機器を使用して持続的に血圧や脈拍を測定しながら、必要に応じて酸素吸入を行う設備も備えています。
鎮静中の患者さんは完全に眠っているのではなく、問いかけには反応します。処置をする部分には局所麻酔を行います。鎮静から覚めた後は治療中の事をほとんど覚えていません。そのため、歯科が苦手な患者さんも恐怖を感じることなく治療が受けられます。
静脈内鎮静法の場合は、食事制限があります。治療終了後は鎮静から完全に回復するまで院内の回復室で休んでいただきます。その後も眠気が残る事もあるので、自動車、自転車の運転は避け、自宅で静かに過ごしていただきます。
全身麻酔について
全身麻酔では意識がなくなり、痛みを感じないようにします。
自分で呼吸することができないので、鼻や口からチューブを入れて人工呼吸をします。
麻酔方法については手術内容と患者さんの状態を考えて決定します。
問診や手術前の状態によりさらに精密な検査が必要になります。