インプラント
インプラントは、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然の歯と同じような強くて、美しい歯を取り戻す治療法です。
顎の骨に埋め込んだチタン製のインプラント(人工歯根)を歯の根の代わりとして、天然の歯と同様の見た目と噛む力を回復させます。
インプラントは、「歯根部」(顎の骨に埋め込むフィクスチャー)、「上部構造」(歯の部分)、「支台部」(歯根部と上部構造を連結するアバットメント)の3つの部分から構成されています。
インプラント本体の種類について
骨内に入るネジ部分であり、フィクスチャーとも呼ばれ、人工歯根そのものがインプラント本体です。世界中に多くのメーカーがあり、様々な形態や特徴に違いがあります。当院では患者さんのお口の状態に応じてインプラントシステムを使い分けています。
安心できるインプラントシステムを採用
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ノーベルバイオケア社
(スウェーデン製) -
ストローマン社(スイス製)
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ブレーンベース社(日本製)
インプラント上部構造物について
インプラント本体の上に取り付けられる、歯の形をした物です。
金属を使わず天然の歯のように見えるセラミックから、金属の被せものまでいろいろな種類があります。
ご予算や症状により種類が選べます
オールセラミックス(自費)
金属を使わないセラミックスだけでできた被せ物です。
永年の使用にも変色せず、健康的な天然歯の美しさを保ちます。
メタルボンド(自費)
金属の上にセラミックを焼き付けたもので、強度に優れ、磨り減らず変色もありません。
抜歯したその日にインプラントを埋入する「即時荷重インプラント」
即時荷重インプラントとは?
従来のインプラント治療だと、抜歯後に歯肉と骨が治癒するまで3か月~半年ほど待ちインプラントを骨の中に埋入し、さらにインプラントと骨との結合にまた数ヵ月かかり、そこからやっと上部に歯(上部構造)が入るというプロセスでした。その間、患者さんはずっと歯がない期間を過ごすことになります。これに対し、「即時荷重インプラント」は抜歯してすぐにインプラントを埋入し、さらに仮歯まで装着します。
すなわち抜歯と、インプラント埋入と、上部構造(歯)の接着を1日で行うので、患者さんはオペをしても今までと変わらない状況で生活できるのが即時荷重インプラントの特徴です。大きく歯肉を切開しないため低侵襲な上、抜歯したその日のうちに噛むことができる画期的な治療法といえるでしょう。複雑で時間をかける治療が必ずしも良い治療ではありません。シンプルかつ安全重視の方法でありながら、さまざまなメリットがあるのが即時荷重インプラントの特徴と捉えています。
即時荷重インプラントのメリット
歯茎を切り開くことなく短時間で治療を行うのがこの方法の特徴です。不要な切開や複雑な骨造成などを行わないので腫れや痛みは最小限に抑えられ、手術回数や治療期間、経過観察の期間も減るため、時間やコストの低減にもつながります。また、特に前歯の骨は抜歯後に吸収してしまい骨だけでなく歯肉も下がってしまうので、審美面においても抜歯してすぐにインプラントを入れる方が良い結果が期待できます。
しかし一番の特徴は、早く治療が終わり噛む状態に戻れることで、早期に健康を取り戻す点にあるでしょう。早期に健康寿命を延ばすこと御期待できる、それが即時荷重インプラントです。
治療の流れ
初診で慎重にカウンセリングし、患者さんのお口の情報(レントゲン、CT、写真撮影など)を集めます。2回目の来院では検査結果をお伝えし、診断や治療計画、治療費について説明します。インプラント治療方針に同意いただいた後にオペ日を決めます。口腔内の状態が良ければ3回目はもう手術日となります。当院での手術は基本的にすべて1時間以内に終わります。即時荷重ですぐに仮歯を入れた場合は噛み合わせのコントロールが非常に重要なので、噛み合わせの調整は入念にチェックします。通常はそこから型採りをして上部構造となる人工歯冠(クラウン)を作製します。
治療費について
インプラント治療は、全て患者さんの自己負担となる自由診療となります。
インプラント手術における治療費は、治療方法や内容、使用する素材によって変わります。当院では、患者さんお一人お一人にあった、最善の治療方法に基づいたお見積りを作成させていただきます。詳細はドクター又は、インプラントコーディネーターにお尋ね下さい。
治療費の支払いはローンを組むことができます、また医療費控除の対象となります。
※インプラント治療費参考例
上部構造物
一歯あたり¥150,000(税抜)
アバットメント
一歯あたり¥70,000(税抜)
人口(インプラント)埋込手術
一歯あたり¥230,000(税抜)
保証について
インプラント治療は、多額の費用と時間がかかります。
しかし、患者さんによる手入れと歯科医院での定期的な検診を続ければ、その効果は天然歯と同じくらい長持ちし、得られる満足感は長続きします。
インプラントは手術が終われば終了ではなく、手術を受け、噛めるようになることが1つのゴールですが、長く持たせるためにはそこからがスタートです。
歯科医師、衛生士から指導されたメンテナンス方法を続けていただいた方のみ、以下の保証をさせていただきます。
【保証年数】
インプラント体 10年
人工歯(被せ物) 5年
痛みや不安のないインプラント治療
インプラント治療には、必ず手術が必要になります。
手術を受けるということ、それ自体が患者さんにとって非常なストレスであるのではないでしょうか?
また 「手術中痛くはないだろうか?」「持病があるのだが、手術を受けられるのだろうか?」といった様々な不安要素もあると思います。
当院ではインプラント手術を受けていただく際に、
「歯科麻酔専門医」による「静脈内鎮静法」という麻酔を受けていただくことをご提案させていただきます。眠った状態で手術を受けられるので、痛みや不安を感じることなく手術が終わります。
持病をお持ちの患者様は、手術前の医師とのカウンセリングにおいて
適切な治療方針をご相談させていただいており、必要に応じて提携医院と連携を行い治療にあたります。
インプラント治療における最先端機器導入
抜いた歯をTop Graft materializerにて洗浄、滅菌、加工することにより、骨補填材として骨移植術に利用することができます。
メリット
ご自身の歯を使用しますので、安心・安全。
ご自身の歯を加工したものを、補填材として使うことで、体に対する影響を少なくできる。日本に数台しかない機器による、最先端の治療法を受けられる
光機能化装置
インプラント体表面の有機物を除去し、インプラント体が早期に骨と結合することを助ける装置。
徹底した衛生管理
患者さんから信頼を得るための医院システム構築を目指し、衛生管理を徹底しております。
それぞれの機器や器具は全て滅菌・消毒を行っております(オートクレーブ・超音波洗浄機・ガス滅菌器)。
また、お口に入る全ての器具は滅菌パックした状態で保管し、使用直前に開封して使用します。
クラスB滅菌機
病院など医療施設で使用される滅菌装置です。機器や器具などの医療機材を高いレベルで滅菌し、感染のリスクを排除することができます。
クラスB滅菌機の特徴は、真空と高温蒸気の組み合わせによって、機器や器具の細部に付着した微生物や病原体を効果的に除去にすることが可能です。
当院において、患者さんの安全性を確保するためには、クラスB滅菌機は欠かせない存在です。治療に使用される機器や器具は患者さんの体内に直接触れるため、完全な滅菌が求められます。クラスB滅菌機の使用によって、クリーンで安全な環境が提供され、感染症のリスクが大幅に軽減されます。
最新の画像診断
インプラント治療を始めとする高度な技術を要求される治療でも、 最新型のレントゲンとCTスキャンで正確な治療計画を行います。
『X-Guide』インプラント手術ナビゲーションシステム
インプラント手術の安全性と精度を高めるために、X-Guide(エックスガイド)という、インプラント手術ナビゲーションシステムを導入しています。
X-Guideとは、インプラント手術をこれまでの方法を、より安全に、そして正確に行うために新しく開発された、インプラント手術ナビゲーションシステムです。
このシステムでは、インプラント手術中にドリルの位置を、リアルタイムに追跡できるため、手術中に骨の内部の神経や血管の様子を、モニターで確認しながらインプラントを埋入でき、神経や血管を傷つけるようなトラブルを回避することができます。
インプラントを、安全に、最適な位置、角度、深さで埋入することが可能なので、安心して手術を受けていただけます。
また、CT撮影から手術までの工程がデジタルで行われるため、様々な治療工程が不要となり、手術の誤差を少なくすることが可能になりました。手術の際の誤差は角度が0.89度、位置は0.22㎜以内と報告されています。
しかし、インプラントの手術というのは、綿密な計画が正確に行われることで完結致します。
当院では、様々な専門分野のドクターが、長年培ってきた知識と経験をもとに、患者様にとって最適な治療案を計画、そして最新の機器を使いながら治療を行ってまいります。
Xガイドでの治療の流れ
- 検査~診断
- シュミレーション
- 手術
インプラント埋入部位の顎骨の状態を診断するために、CT撮影をします。
同時に、Xクリップという器具を使って、詳細な位置情報を取得します。
CTで撮影したデータをもとに、インプラントを埋入する位置を、専用のソフトウエアを使ってシュミレーションします。
出来上がったデータをX-Guideへ取り込みます。
シュミレーションした患者様の詳細なデータを3D画像としてモニターに表示させ、X-Guideのナビゲーションシステムのガイドを確認しながらインプラントを埋入していきます。
精度が高く、安全なインプラント埋入が行われます。
他院で治療が難しいと言われた方も、是非一度ご相談してください
顎の骨の量や厚みが不足しているなどの理由で、インプラント治療ができないと診断された場合でも、骨造成をしながら治療をすることが可能な場合もございます。
X-Guideを導入している当院なら、難しいケースであっても治療できる可能性が高くなりますので、一度当院にご相談下さい。
サージカルガイド
インプラント治療において「サージカルガイド」は、緻密な手術計画と正確な手術を実現するための重要なツールです。このガイドは、3DスキャンやCTスキャンのデータを元に、患者さんの口腔内の解剖学的構造を詳細にコンピューター上でシミュレーションし、インプラントの最適な埋入位置とサイズを事前に計画します。
手術時、歯科医師がサージカルガイドを使用して、事前に計画した通りの位置にインプラントを正確に埋め込みます。これにより、インプラントを治療計画通りの位置に埋入できるだけでなく、オペ時間を短縮することができます。正確な位置決めは、インプラントの寿命や審美結果にも大きな影響を与えます。手術時間の短縮は、傷害リスクや腫れ、出血などの合併症が極力抑えられるため、患者さんの回復期間も短くなります。
まとめとして、サージカルガイドはインプラント治療の精度と効果を向上させる重要なツールです。患者さんにとっても、正確な手術計画と安心感を提供し、美しい審美結果と優れた機能性を実現するための重要な要素となっています。
世界のトップブランドのメーカーを使用
インプラント治療において「サージカルガイド」は、緻密な手術計画と正確な手術を実現するための重要なツールです。このガイドは、3DスキャンやCTスキャンのデータを元に、患者さんの口腔内の解剖学的構造を詳細にコンピューター上でシミュレーションし、インプラントの最適な埋入位置とサイズを事前に計画します。
手術時、歯科医師がサージカルガイドを使用して、事前に計画した通りの位置にインプラントを正確に埋め込みます。これにより、インプラントを治療計画通りの位置に埋入できるだけでなく、オペ時間を短縮することができます。正確な位置決めは、インプラントの寿命や審美結果にも大きな影響を与えます。手術時間の短縮は、傷害リスクや腫れ、出血などの合併症が極力抑えられるため、患者さんの回復期間も短くなります。
まとめとして、サージカルガイドはインプラント治療の精度と効果を向上させる重要なツールです。患者さんにとっても、正確な手術計画と安心感を提供し、美しい審美結果と優れた機能性を実現するための重要な要素となっています。
セカンドオピニオンについて
当院では、他院様にてインプラント治療を勧められたが迷っている方、また手術が難しいと断られた方のセカンドオピニオンを受け付けております。
セカンドオピニオンは、当院の検査を受けていただき自由診療で行います。
まずはメールか電話にて予約・相談いただきますようお願いします。
インプラントのメンテナンス:長く持たせるために
インプラントを長期にわたって健康的な状態を維持するためには、正しいメンテナンスが必要です。
1. 正しいオーラルケアの実践:他の歯と同様に、日常の歯磨きとフロスでクリーニングを行います。特に歯垢や食物残渣を残さないよう丁寧に除去しましょう。
2. ソフトブラシと低研磨剤を使った歯磨き:歯科医師や衛生士の指導に従って、ソフトブラシと低研磨剤の歯磨剤を選び歯の磨き方に注意しましょう。
4. 専門的なクリーニング:患者さん自身では磨けない部分がどうしてもあります。衛生士によるプロフェッショナルなクリーニングを受けることで、歯垢や歯石を除去し、インプラント周囲の衛生状態を維持します。
5. 生活習慣の見直し:喫煙や過度のアルコール摂取は口腔内にも影響します。これらの習慣を見直しましょう。
6. 問題の早期対応:インプラント周囲の炎症、歯茎の腫れ、歯肉の退縮などの異常がある場合は、直ちに歯科医院にご相談ください。
正しいメンテナンスを実践することで、インプラントの寿命を長持ちさせ、審美的な見た目と噛む力を維持することができます。患者さんと歯科医院の連携により、継続的な健康と快適な使用を実現しましょう。
インプラント治療と他の欠損補綴治療(入れ歯やブリッジなど)の比較
インプラント治療のメリット
1.自然な見た目と機能:インプラントは自然な歯と同じように見え、噛み応えを感じることができます。
2.長期的な寿命:適切なケアを行えば、インプラントは長期にわたって使用できます。周囲の骨と結合しているため安定性が高く寿命が長いです。
3.周囲の歯への影響が少ない:他の治療法では周囲の健康な歯を削る必要がある場合が多くありますが、インプラント治療では隣接した歯を削る必要がないため、周囲の歯に負担がかかりません。
4.骨の維持:人間の口の骨は噛む力が直接伝わらないと吸収してしまいます。インプラントは人工の歯根として骨に噛む力を伝え骨の吸収を防ぎます。これにより、顎の骨量が保たれ顔の輪郭も安定します。
インプラント治療のデメリット
1.手術が必要:インプラントの埋入には手術が必要であり、腫れや傷口の治癒の回復期間が必要になります。
2.長期治療:インプラント治療には複数の段階が必要で、治療が完了するまでに数か月かかります。
3.自費治療:インプラントは保険が適用されないため、高額になります。
他の欠損補綴治療のメリット
1.短期間:入れ歯やブリッジなどの他の治療法は比較的短い期間で完了することができます。
2.手術不要:入れ歯やブリッジのような治療は、骨や歯茎の手術を必要としません。
3.保険適用:多くの症例で保険が適用できます。
他の欠損補綴治療のデメリット:
1.隣の歯へ影響: 周りの健康な歯を削る必要があるため、周りの歯の寿命を短くしてしまいます。
2.使用期間: 入れ歯やブリッジは自然な歯のように長く持ちません。数年から十数年で再治療が必要になることがあります。保険適用の場合はより短くなる傾向にあります。
3.骨の吸収: 歯が抜けたままの状態では、歯を支える周りの骨が吸収され顔の形が変化することがあります。
4.噛み応え: 入れ歯の場合、歯茎で噛む力を支えるため固い食べ物が苦手です。
まとめとして、インプラント治療は自然な見た目と噛み応えを長期間実現できますが、手術と長い治療期間が必要です。一方、他の欠損補綴治療は短期で治療が完了し侵襲が少ないことが利点ですが、周囲の健康な歯への影響や製作した歯の寿命が短い傾向にあります。どの治療が最適か患者さんのお口の状態や希望に合わせてカウンセリングさせていただきます。
症例紹介
前歯(上顎)の欠損を改善するためのインプラント症例
DATA:40代 男性 インプラント治療
COMMENT:右上の前歯1本欠損。インプラント治療を行いました。
主訴 | 右上の前歯1本欠損 |
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治療内容 | インプラント |
患者様の年齢 | 40代 |
患者様の性別 | 男性 |
治療期間 | 約4ヶ月 |
治療費 | 55万円 |
治療で得られるメリット | 骨造成、歯肉再生、審美 |
治療する際に起こる リスク・副作用 | 再生の度合いに差がある可能性あり 口腔内の衛生管理に気をつけないとインプラント周囲炎のリスクあり 正確な事前シミュレーションを行わないと神経損傷などのリスクがある |
前歯(上顎)の隙間を改善する場合のインプラント症例
DATA:30代 女性 インプラント治療
COMMENT:前歯の隙間が気になるとのことで、来院。右上の前歯1本は歯の根が残せない状態でしたので、抜歯しインプラント治療を行いました。 両隣の歯は削り、セラミックにしました。
主訴 | 前歯の隙間が気になるとのことで、来院。 |
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治療内容 | 右上の前歯1本は歯の根が残せない状態だったので、 抜歯しインプラント治療を行いました。両隣の歯は削り、セラミックにしました。 |
患者様の年齢 | 30代 |
患者様の性別 | 女性 |
治療期間 | 約5ヶ月 |
治療費 | 70万円 |
治療で得られるメリット | 正中離開の改善、審美 |
治療する際に起こる リスク・副作用 | 療期間が場合によっては延びる 口腔内の衛生管理に気をつけないとインプラント周囲炎のリスクあり 正確な事前シミュレーションを行わないと神経損傷などのリスクがある |
奥歯(下顎)がない場合のインプラント症例
DATA:40代 女性 インプラント治療
COMMENT:右下奥歯2本欠損。インプラント治療を行いました。
主訴 | 右下奥歯2本欠損。 |
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治療内容 | インプラント治療を行いました。 |
患者様の年齢 | 40代 |
患者様の性別 | 女性 |
治療期間 | 3ヶ月〜 |
治療費 | 1本43万円 |
治療で得られるメリット | 義歯の煩わしさから解放され、自分の歯と同様に良く咬める ブリッジよりも歯を削らず咬合力の負担がかからない |
治療する際に起こる リスク・副作用 | 口腔内の衛生管理に気をつけないとインプラント周囲炎のリスクあり 正確な事前シミュレーションを行わないと神経損傷などのリスクがある |
右の奥歯がない場合のインプラント症例
DATA:50代 女性 インプラント治療
COMMENT:上下奥歯、欠損。インプラント治療を行いました。
主訴 | 上下奥歯、欠損。 |
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治療内容 | インプラント治療を行いました。 |
患者様の年齢 | 50代 |
患者様の性別 | 女性 |
治療期間 | 4ヶ月〜6ヶ月 |
治療費 | 240万円〜360万円 |
治療で得られるメリット | 咬合改善により、食欲が戻り、全身状態良好となった 審美回復で、積極的な生活が取り戻せた |
治療する際に起こる リスク・副作用 | 咬合の再構築が必要な場合に仮歯にする治療期間が長期化する場合も 口腔内の衛生管理に気をつけないとインプラント周囲炎のリスクあり 正確な事前シミュレーションを行わないと神経損傷などのリスクがある |
インプラント治療における幹細胞上清液の役割:骨造成と早期治癒の進化
インプラント治療は、歯の欠損部位に人工の歯根(インプラント)を埋入し、そこに歯冠を取り付ける治療方法です。治療の成功には、十分な骨量と質が重要です。しかし、骨量が不足している場合や、治療期間をできるだけ短くしたい場合は、幹細胞上清液を使うことをお薦めしています。
幹細胞上清液は、医科では非常に注目されている再生医療のひとつです。体内に存在する幹細胞から分泌される再生因子を集めたもので、骨や歯肉の再生・修復を促進する成分です。これをインプラント治療に応用することで、骨組織の形成と早期治癒を助ける働きがあると論文で証明されています。
また、手術後の腫れや痛みから早期回復を促す効果があるとの報告もあります。
詳しくは担当医師にご確認下さい。