口腔がんを見つけるのは歯科医院
今までも口腔がんを歯科医院で発見する取り組みは行って来ましたが、テレビに出る方が口腔がんになったことで患者さんの意識も変わってきたと感じています。そこで当院では、口腔がんなどの粘膜疾患を識別する機器の導入について検討しています。これまで視診だけで判断していた方法に加え、より正確に客観的に口腔がんを発見できるようにするために検査装置の導入を検討し始めました。この病気は早期発見が何より重要です、幸いにして当院は定期健診で来ていただく患者さんが多いので、本人の自覚が無くても発見できる機会があります。歯や歯ぐきだけでなくお口の中すべてに気を配る責任が歯科医師の仕事だと思います。口腔がんの疑いが高い方が来られた時には、当院が連携している総合病院の口腔外科(東邦大学・鶴見大学・関東労災病院・南東北病院)と連携し治療にあたります。当院ではこの10年間に平均して年約3名の口腔がんを発見しています。